
下の歯が前に突き出てしゃくれてしまうこともある受け口。解消するための治療方法や注意点、受け口になる原因を探りました。
受け口を解決するには、歯列矯正やセラミック治療、下顎骨切り手術を行なうのが最適です。
大人の歯の場合、ブラケット矯正によって歯並びを改善することで受け口が解消されます。上下の顎の大きさは変わらないのに下の前歯が他の歯よりも前に飛び出している場合、歯並びの悪さで受け口になっているだけなので、矯正で内側に引っ張ることで改善できるのです。
歯の生え方が悪くて受け口状態になっている場合に有効です。上の前歯は外向きに、下の前歯は内向きになるように人工歯を被せることで、受け口を解消します。歯並びや色味も一緒に改善できるのが特徴です。
下顎の骨を切って受け口を解消する方法です。下顎の骨自体が大きく前にズレている場合に最適。前から4本目の歯を抜歯し、抜いた歯のスペース分うしろへ下顎をスライドさせる手術を行ないます。
症状の程度によって適切な治療法は異なるので、自分に合った治療を選ぶように注意しなければなりません。
程度が比較的軽度であれば、歯並びを整えるだけで改善することが可能。中程度であれば抜歯を行ない、その歯のスペース分前歯を引っ込めることで解消されます。それでも治らない場合は、顎骨を切る外科的手術が必要です。微妙な差だと素人目にはわからないため、一度クリニックへ相談すると良いでしょう。
治療期間の長さやリスクにも違いがあるので、事前に確認してください。
歯列矯正・セラミック治療・下顎骨切り手術にかかる費用は以下の通りです。
ブラケット矯正は定期的に通院し、矯正器具の調整を行なう必要があるので、その都度費用がかかることがあります。クリニックによって違うので確認しておきましょう。
顔の形は親からの遺伝が強い部分で、あごの形・大きさ・位置・舌の長さは遺伝します。それにより歯並びに影響が出て、受け口になるのです。全体の3割が遺伝による原因で受け口になっていると考えられています。
受け口の原因として最も多いのが、上顎の成長が不十分なケース。通常は上顎が成長した後、それを追いかけるように下顎が発達していきます。しかし、なんらかの原因で上顎が未熟なままだと下顎がその分成長し、受け口になるのです。
口呼吸が多くなると鼻の機能が低下していき、鼻と連動している上顎の発達も止まります。口から空気を入れようと舌の位置が下がり気味になり気道を圧迫。下顎を前に出さないと呼吸ができなくなり、それが癖になって受け口に発展してしまうのです。
原因によって症状の程度も変わります。より美しく受け口を解消するなら、自分の骨格や笑顔に合った治療を受けるのが大切。一人ひとりの希望を叶える美容歯科治療を行なっているクリニックを探しましょう。
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