
前歯がかみ合わない開口(オープンバイト)。食べ物を噛み切れないだけでなく、奥歯に負担が集中したり、口呼吸になりドライマウスを招いたりしてしまいます。どのような治療があるのか、見ていきましょう。
オープンバイトを改善するには、歯列の矯正が必要です。奥歯を削って前歯がくっつくようにすればいいと考える方もいますが、根本的な原因の改善にはなりません。
治療では、矯正器具を使ったり外科的な手術をしたりして、歯並びを整えていきます。顎変形症と診断された場合、保険適用内で外科手術が可能です。
オープンバイトの治療では、矯正器具を使うものと外科手術の2種類があります。それぞれの注意点を見てみましょう。
一般的な矯正と同様、器具を着けていると歯周病や虫歯になりやすくなります。歯磨きがしにくい・唾液が行き渡りにくいためです。口腔ケアを丁寧におこなうようにしてくださいね。
手術後では、入院の必要があります。そのため、10日ほど時間を確保しておかなくてはいけません。顎変形症と診断されると保険がききますが、その場合は指定されている医療機関でしか手術が受けられないため、遠出の必要が生じるかもしれません。
ワイヤーを使った矯正やマウスピースを使うものなどがあります。クリニックによって、独自の治療法を開発していることも。数年かけてゆっくりと治療していきます。
大がかりな治療になるため、器具を使うものより高額です。しかし、保険が適用されれば器具よりも安価になる可能性も。3年~4年ほど経過を観察する必要があります。
オープンバイトの原因には以下が考えられています。
先天的な問題や成長過程で生じるケースと、生活の中でなってしまうケースとに分かれます。
オープンバイトは、治療が可能です。見た目だけではなく、健康面でも影響がある場合は、早めに治療を開始しましょう。治療して美しい歯並びにしたいときは、一般歯科だけでなく美容歯科でもカウンセリングを受けてみてくださいね。
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